作文教室と並行して、私は公立中学校で支援員として活動しています。小学校で9年間(特別支援級3年・通常級中学年6年)、現在は中学校2年目。教室で授業を受けている子どものすぐそばで子どもたちや先生を支えています。作文教室の子どもたちが学校のどのような場面で活躍し、どのような場面でどのように困っているのかが手に取るようにわかります。また、作文を書くということは、自分の心や頭の中にあるものを言語化して整理していくことですから「ワウワク」作文を書くための声かけをしていくことで、学校の教室で学習や生活面で困っている子どもたちを支えることができるのです。
中学校の教室でどのような支援をするか。中学校は教科ごとに先生が違います。ですから、先生一人ひとりとどのような支援が必要かをじっくり話し合います。先日、英語の先生からとても素敵なリクエストがありました。
授業中に教室を回って、生徒一人ひとりをほめてください。どんな小さなことでも構いません。
とても素敵なリクエスト!
「きちんとノートがとれているね」「きれいな文字だね」「机の上が整理整頓できているね」「とても面白い文を作ったね」「宿題ちゃんとやってきたのね」「もう問題が終わっちゃったの、さすが」などなど。
「ほめる」
とてもシンプルですが、大人に余裕がないとできないのです。50分という時間制限の中で計画通りに授業を進め、さらに一人ひとり30人をそれぞれほめるのは難しい。
「ほめられる」
嬉しいです。やる気が出ます。ちょっぴり悲しい気持ちでいるときにほめてもらえたら、ぱっと光が差します。この積み重ねが子どもたちを元気にします。
支援員は、学校中で最も幸福感の高い職種だなぁ……。
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